東京都知事戦 ITで老兵達にどこまで迫れるか

猪瀬知事の不祥事が発覚し、急遽発生した今回の都知事戦。今までと違い、本命不在で誰が当選してもおかしくないと私は思う。逆に言えば、この人に任せたいと素直に思える人がいないという事でもある。


大きな争点になってしまっているのが、「脱原発」。小泉元主相が細川氏を推し、マスコミが騒ぎ、脱原発するかしないかの戦いだと揶揄する声も聞こえる。風力等のエネルギー関連株も急遽している。私個人的には、小泉氏のこの姿勢は素直に支持したい。原発の問題はあの東北地震からなんとなく結論を先送りにされ続け、ここまで来た。ここらで原発をめぐる今後の方向性をどうして行くのか、世論も巻き込み討論するのは何も間違った事ではない。


しかし、原発に関する事だけで人を決めてしまうのは危険だ。そもそも、東京だけの問題ではないからだ。東京都知事にはそれ以外にも色々やらなければいけない事がある。だから都民は総合的な視点で候補者を見なければいけない。細川氏が当選したらアベノミクスの勢いは衰え、増税のタイミングで日本経済は一気に転けてしまうだろう。しかし、原発に関する問題点を強く問える人は必要。小泉氏はもし細川氏が当選できなくとも、今の姿勢は続けてほしい。


自民党が支持する桝添氏。彼も決定打にかける。なんというか、華がない。私のような若造から見ると所謂学者、評論家に見え、石原さん、猪瀬さんのような期待を抱かせない。他の宇都宮氏も脱原発のイメージしかないし、田母神氏は自衛隊のイメージで経済等に刺激を与える政策をしてくれそうなこちらも期待を抱かせない。


本命不在。しかも、まぁ老兵ばかりでもっとエッジのきいた候補者はいないものかと26歳ながらに思っていたところ、面白い候補者が現れた。家入氏である。

私は家入氏に都知事になってほしいわけではないが、家入氏がどこまで上記候補者に迫れるか。非常に興味がある。何故なら彼がITを代表する実業家だからである。

すでにTwitter等でネット著名人が応援する旨を表明している。そういった著名人のフォロワーがそれを見て家入氏を支持するといった具合に、彼の選挙における強みはネット世界にある。これは他の候補者は真似しようが無い。

街角演説等では家入氏にはあまり人は集まらないかもしれないが、一見目に見えない支持層は意外に多いのかもしれない。家入氏には是非ともネットでの選挙活動をしまくってほしい。これは今までの選挙のありかたを大きく変える可能性がある。


しかし、家入氏も一般的にはやはり政治経験が無く、いきなり都知事にするのは不安が大きい。本当に今回は誰が当選するかわからない。アベノミクスで膨らんだ経済復活への期待をこの段階で萎ませる結果にはならないでほしいと切に願うが、実際どうなるか。都民は冷静になり、慎重に候補者を選ばなければならない。