橋下徹再選も・・

世間を少なからず賑わせた東京都知事戦に比べ、ほとんど注目されずいつのまにか再選を果たした橋下市長。結果は自民、公明等、維新以外の勢力が狙った通りのものとなった。対立候補を立てず橋下市長を孤立させた事で、何より、投票率がたったの24%しかなく、大阪での橋下市長の人気の低下を顕著に表す結果となってしまった。


なぜ橋下市長はここまで敵が多いのか、そして今完全にバブル崩壊状態になってしまっているのか。

私は今でも大阪を建て直す事ができるのは橋下市長しかいないと思っている。むしろ、橋下市長のやることに反対する勢力やマスコミの考え方が全く理解できない。大阪都構想なんて、役所の人間以外には良い事づくし。既得権益を守ろうとする政治家や公務員が反対するならわかるが、大阪市民が反対するってのは正直理解できない。論理的に考えればありえない思考なのだ。


実際、橋下市長のそのような民間的な思考はずっと大阪市民の支持を集めていた。それだけに今回の出直し選はやっちまった感が凄いのである。確かに夏までに都構想の原案を作らなければいけない、そろそろひとつに絞らなければ間に合わない。市議会の中では維新の勢力だけでは過半数を取れない、公明党のサポートがあれば行ける、なのに協力してくれない、ならば民意の力を借りて問題提起しよう。この思考はわからないでもない。しかし、大阪市民はそのパフォーマンスに驚くほど冷たかった。


こう考えてみると、橋下市長はかなり追い込まれた。出直し選を決定した時点で、圧勝して民意の後ろ楯を得る以外勝ちは無かった。むしろ圧勝しても他勢力は対立候補も出してないし、市議会で元のまましらをきる事もできた。なのに、民意が橋下市長から離れるという他勢力は願ってもない橋下潰しのチャンスをただ待ってるだけで得た。はたして大阪都構想はこのまま尻すぼみしていくのだろうか。


政治ってやっぱ凄くめんどくさい。今の国政の自民党ぐらい大勝しないとやりたい政策をやるのにこんなに手間や時間がかかる。特に市議会は色んな政党の人がいるからより政治的な人脈掌握術が必要になるのだろう。ワンマンタイプの橋下市長は政治向きではない。


橋下市長のやり方は特に若者からしたら至極真っ当なやり方である。私もそう思う。しかし、今の政治は年配の方の為にある。これはよく言われる事だ。そして、東京都知事戦の家入氏のように若者代表のような選挙活動をし、このような政治の問題提起をしようとする人は多い。でもそれじゃだめだ。だって、ネットとか使わない層から支持されないと票を集めれる訳が無いし、若者の代表みたいな人が若者向けにアピールしたって意味ないのである。若者思想をいかに年配層に支持してもらうかの方がはるかに大事で、その為にはネットを使った選挙活動ばっかじゃだめなわけで。若者だけに支持されても、そもそも票を集めないとその若者支持者にも報いることができないわけで。


橋下氏の唯一にして最大の弱点がここにある。政策や考え方は今のままでパーフェクト。あとはそれをどう実行するか。ほんとに支持者の為に絶対都構想を実現するんだって思うなら、敵を作ってはいけない。気にくわない相手にもニコニコ対応する、伝統にも敬意を払う姿勢を見せ、それでも都構想をやりたいから皆さん協力してくださいって頭下げるぐらいしてもいいと思う。普通のサラリーマンでも普段からそのぐらいの立ち回りはやってる。


市民に対しても、都構想が嫌なら他の人に入れてくださいって姿勢や、是非を問うって姿勢ではなく、都構想は絶対やっていいことしかないから皆さんなんとかやらせて下さいって姿勢が大事なのだと私は思う。


橋下市長は就任以来最大の窮地に立たされている。攻めの橋下が、守りに入る時いかに切り抜けるのか、期待したい。あと、私個人的には都構想だけじゃなく、橋下市長がやろうとしている他の政策も是非進めて欲しい。だからこそ、大阪市民の方も今一度冷静になっ誰を支持するべきなのか、今度は投票によって民意を表してほしい。