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ユニクロ株暴落 地域社員制度

増税前の未曾有の駆け込み需要を乗り切ったと思ったら、3月31日は値札や案内板の張替で深夜まで作業、自店がなんとか増税後の売場としてやって行けそうになったら今度は他店のヘルプを依頼され増税後もなんやかんや忙しい状態が続いている。それでもやっと一年で一番忙しい、しかも今回は駆け込み需要という特別に忙しい春需期が終わった。

少し落ち着いた事で私のトレード生活が4月から再開した。2月ぐらいからずっと持ってた建設株がいい感じで上がってた為売却、一回の売買としては私史上最大の利益をあげた。しかし、その後何を買おうか市況を見てみると今の日本株式市場の不安定さが凄い。木曜が底かなと思いポジションしたが、金曜はさらに下げた。日本株は一体どこまで海外の投資家に売られるのだろうか。


長い目で見ればこのまま株価が下がり続ければ、アベノミクスは完全終了になる為、世界情勢がどうであれ昨年同様、日銀による追加緩和が実行される可能性は充分ある。また、日本株は業績の割にウクライナ新興国ショック、チャイナリスク、米雇用統計等実際日本企業とあまり関係が無い世界情勢により売られすぎな感はある。私の見解としては今は買いだが、問題は底がどこまで下がるかである。


業績の割に売られている日本株が多い中、今期で業績不振に陥った企業は容赦なく売りまくられている。その筆頭がファーストリテイリングだ。

国内ユニクロが、思ったより駆け込み需要の影響が無く、通気の業績を下方修正、株価はこの3日で8000円程下がった。投資家は柳井氏が掲げる地域社員制度による人件費高騰も嫌気しているようである。


このニュースは業種は違えど、同路線を歩んできたライバルとも言える企業に勤めている私にしても無視できないものである。小売、メーカーや思わぬ業種でも駆け込み需要による売上増が報道されている中でのこのユニクロの失敗は確かに痛い。

何故ユニクロに駆け込み需要は起きなかったのか。値段が安価というのは問題にはならない。私の会社でも安価なホームファニシング商品を扱っているが、増税前の駆け込み需要は確かに存在したし、欠品するものも多かった。ただし、やはり増税前は高価なものがよく売れた。だから、他社のより高価な服の方がこの時期には需要があったのだろう。ユニクロには高価格帯の商品が無い為、増税前にあえて買おうという考えにはならなかった。

しかし、増税後に顧客が取り戻せるかというと、やはり苦しいだろう。増税後の購買意欲の低下はどの業種でも避けられない。要はこれからは商品の魅力や増税後のサービス、この2点がどの企業でも最重要の課題となる。


地域社員制度についてもわが社と少し被る。しかし、ユニクロはかなり大規模に実施するみたいだ。

店舗に配属する総合職社員の数を減らし、それよりも安価な一般職社員(地域職)にオペレーションを委ねる事で店舗拡大による人員不足と人件費削減を狙うのがわが社であるが、やはり社員とパートの知識やスキルの差は大きい。今まで現場でパートとして働いてきた人の社員への昇格は壁が大きいと感じている。ならば、新卒の採用の時点で一般職として採用し転勤等が無いという条件の差以外は同じ教育をし、育てて行くほうが個人的には良いと思う。


ユニクロは人件費削減よりも人員の確保やオペレーション精度の向上に重きを置いているみたいだ。非正規だと現場でスキルを磨いても辞めてしまう人が多い、だから人件費は上がっても正規雇用として囲いこむ。また、地域に根差した店舗を作る為に、地元をよく知る従業員がよりオペレーションの重要な決定に参加した方が良いという考えだ。


ユニクロはデフレの中で活躍してきた言わば我々のような企業のリーディングカンパニーだと私は思っている。だから、このような積極的な方向転換がどうなるか注目したいし、応援したい。ただ、私がこれまで3店舗やってきた中で、このパートさんなら社員として店長までやれるんじゃないかと思えた人は正直一人もいない。それぐらい、有名大学を出て、社員として採用され色々研修を受け、転勤で複数店舗を経験してきた人と、時給で限られた作業を社員の計画のもと行ってきた人との様々な差は大きい。ユニクロはそれが埋めれるだろうか。