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今さら半沢直樹から学ぶ処世術

本当に今さら、TSUTAYA半沢直樹をまとめ借りして一気に見た。リアルタイムでは忙しくてなんやかんや見れなかったが、やはり昨年世間を賑わせた名作、めちゃくちゃ面白かった。

原作も見てない為、ほんとに楽しめたのだけど、恐らくキャスティング含め映像化は成功だったんじゃないかと思う。主役、脇役、敵役みんな良かったけど、各支店にいる中ボス的な奴等が凄く良かった。冷静に考えたら少々やりすぎな半沢の行動もあの胸糞悪い上司連中に対してはもっとやれと思えるぐらい良い味を出していた。金融庁のオカマ検査官も良かった。


原作者の池井戸さんは元銀行員だけど、よほど嫌な仕事だったのか、彼の作品にでてくる銀行員は大体ろくでもない奴だ。私の友人には銀行員がとても多いのだけど、話を聞いてるとやはり店長とかはくだらない人が多いみたい。部下の成果は上司の手柄、上司の失敗は部下の責任、まさにそんな感じらしい笑。まぁ、私の友人のいる支店がそうなだけかもしれないけど。


私は営業という仕事をやった事がないのだが、銀行の営業ってそんな何人も雇ってやる必要あるんだろうか。営業職の人に話を聞くと月のノルマさえ達成してしまえばあとはバレないようにサボッてて大丈夫だし、むしろ全力で良い成績を取ると予算が上がるだけ。出る杭は打たれる、周りと歩調を合わせて上司に好かれてる奴が出世するそんなめんどくさい世界。やればやるだけ評価される、一日中休む間もない仕事に慣れきっている私はそのような古い体質が信じられない。



もしかしたら、作者はそんなこの業界が少しでも変わればと思い、この作品を書いたのかもしれない。ラストは出向になってしまったけど。


さて、この半沢直樹を見て思ったのはやはり古き良き日本の社会では出る杭は打たれるということ。半沢直樹は確かに有能なのだけど、上司の不正を暴いた所で実際会社には何の利益にもならない場合が多く、リアルであんな事やったらやっぱり左遷は免れないだろう。

周りの粗捜している暇があったら自分の仕事をしろということだ。もちろん、半沢直樹には過去に銀行に対する大きな因縁があったから筋が通ってる。しかし、このドラマを見てよし俺もって部下が調子こくとそれはそれは酷い事になるだろう。


私は銀行を始めとした役所や日本企業のそういった古い体質は大嫌いなのだけど、日本式の年功序列、いや先輩を敬う慣習は大好きだ。極端な話、年齢が上ってだけでそれだけで私はその人に一目置くし、敬語を使うのは当然だと思っている。例え上司のやり方が違うなって思っても、上司のメンツを保ちながら自分のやり方もわかってもらえるようなやり方をとる。


結局はどんな上司に対しても、自分の非があるところは認め、逆に自分の力を認めてもらわないといけない。上司の悪口ばっかり言ってる人って結局どこに行っても同じ事を繰り返す。良くも悪くも自分は自分、他人は他人で自分の力を最大限発揮するのが一番だ。半沢直樹みたいなギスギスした職場で絶対働きたくないし、そんな環境なら転職する。半沢直樹でいうならミッチーのポジションがやはり一番良いのだろう。半沢に協力しつつも、周りの状況を読みながら上の評判も悪くない、ああいう空気の読み方が日本で生きていくには大事なのだ。