夏到来

W杯はドイツの優勝で幕をとじた。ドイツはほんとに強かった。圧倒的だった。準優勝はアルゼンチン。今までW杯では活躍できなかったメッシが大会MVPに。これでメッシは正真正銘、世界最高の選手になったといえよう。もしかしたら、サッカー史の中でも最高の選手かもしれない。


日本代表以外の試合はやはり仕事への影響等も気にしてほとんど見なかったが、いざW杯が終わってしまうと寂しいものである。


しかし、気がつくともう7月の半ば、私がスポーツで一番好きな高校野球の夏予選が始まる時期になった。今年は私の縁のある地域が特に激戦で熱い年になっており、本当にこれからが楽しみである。

まずは私の出身地であり、18年を過ごした奈良大会の展望を。今年はここ数年でも一番の激戦が予想される。高校野球の良いところはどこにも優勝してほしいと思えるところ。優勝候補は春選抜にも出場し、怪物岡本の二発のホームランを見せつけてくれた智弁学園。岡本を筆頭に吉岡、広岡ら強力打線が強みで、選抜では大会No.1とも言われた佐野日大の田嶋と延長戦の死闘を演じた。春の段階では智弁学園が頭2つぐらい抜けていた。ただし、投手力はまだまだ疑問。エースの尾田、春以降の成長著しい浦中が軸だが、夏は多少の失点は覚悟しなければならないだろう。

次点で私は昨年春選抜に出場した大和広陵を推す。エースの立田は中学時代、世界大会の最優秀防御率を誇る岡本にも負けない逸材。プロを見据えた独特の考えもあり、地元の公立である大和広陵に進学。早速県内で快投を続けチームを甲子園に導いた。昨年夏も智弁学園を倒したが、桜井に延長戦の末敗北。元々立田は甲子園よりプロといったクールな考え方をしていた印象だったが、昨年夏、桜井に負けて甲子園を逃した時は先輩に申し訳ないと涙を流した。今年はキャプテンとしてもチームを引っ張る。個人的には立田は大和広陵に入って良かったと思う。人間的にも大きくなった立田効果で元来平凡な公立だった大和広陵が春はなんなくシードを獲得した。智弁、天理以外には立田が投げなくても勝てるぐらいの地力がついてきた。


もう1つの優勝候補が天理だ。天理はここ数年非常に読み辛い。昨年夏は奈良大付属に大敗、次の秋も無名の公立に敗北と実戦経験が例年に比べ酷く少ない、春の大会も接戦が多く決勝では智弁学園に完全に力負けした。しかし、その後の練習試合で力を付け、春近畿で優勝した大阪桐蔭と引き分け、準優勝の報徳学園に完勝した。天理は攻守共に二年生主体で伸びしろがある、夏智弁学園とやったら春の逆の結果に持っていけるかもしれない。投手力では智弁より上、打線も下位まで含めたトータルで見れば智弁よりも上かもしれない。


上記三校に、シードの畝傍、秋の準優勝校であり練習試合で智弁和歌山に連勝した奈良大付属、私学の橿原学院が絡む。どこが優勝するか全く読めない。


私個人的には、智弁の岡本か大和広陵の立田が最終学年な事もありどちらかに甲子園に行ってほしい気がする。立田が智弁にいたらほんとに凄いチームになってたのになぁとも思うが、立田対岡本もやはり見たい。昨年夏は立田が完璧に岡本を抑えた。何とか智弁大和広陵が勝ち進み最低限準決勝でのこの2人の対決を見たい。


天理は二年生主体、特に多数の主力投手が来年も残ることから来年が勝負年。しかし、ここ三期続けて甲子園を逃している事もあり、なんとしてもこの夏の結果がほしいところだろう。逆にこの夏に甲子園を経験できれば、来年のチームはさらに期待値が大きくなる。もちろん、今年のチームも全国で充分戦える力を持っている。

希望としては、天理、奈良大付属(畝傍)、智弁大和広陵の4強を見たい。これより先はとにかく力を出し切って良い試合してくれればいい。ここ数年で最も熾烈な夏の戦いがついに始まる。