錦織準優勝の凄さ

遅ればせながら、錦織が全豪で準優勝の快挙を成し遂げた。本当に凄いことで、正直私も信じられない。ユニクロから一億円のボーナスが出るということだが、私的にはあげすぎじゃないと思うし、柳井会長太っ腹だなと素直に好感が持てた。


マスコミもこぞって今回の快挙を取り上げた。今までテニスがこんなに注目されること無かった為、異常な盛り上がりと言えるだろう。


私もテニスを学生の頃からやっていた。大学までは軟式テニスを、大学ではサークルで硬式テニスを四年間まがいなりにもやってきた為、テニスに関してはわりとガチで語る事ができる。サッカーや野球は見るのは好きでも遊びでしかやったことないし、実際のプレーヤーの気持ちはわからない。でも、テニスに関してはわかるのだ。だから、今回の快挙の凄さも心から理解できる。


私が思う今回の快挙の最も凄いと思う所は、テニスが1対1の個人競技だということ。いわば、錦織は世界で2番目の選手になったのだ。冷静に考えれば、これは凄い。サッカーで世界に2番目の選手って言ったら、メッシかクリロナ、野球で2番目って言ったら誰だろう日本人ならダルビッシュかマー君かイチローか松井か、とにかくそのぐらい凄い選手の仲間入りを果たすということなのだ。チームスポーツなら周りの誰かがいて、生きる選手もいる。しかし、テニスは全て自分で何とかしなきゃいけない。しかも、テニスはごく一部の国で行われているマイナースポーツではない。世界の競技人口が一億人を越すと言われるメジャーなスポーツなのだ。


私がテニスが好きなのも個人競技だという点に尽きる。全てのプレーを自分で考え行えるし、勝ち負けが明らかにつく。勝負に勝って試合に負けたとかいう訳の分からない状況にもならない、勝った方が全て。団体競技ではそうはいかない。チームでは負けたけど個人では勝ったとか、試合後に誰が良くて誰が悪かったとか戦犯探しも始まる、だから私は団体競技は真剣にやるには面白くないと思うのだ。


1対1、誰も助けてくれないし、総合力が結果に直結する。サーブは強いけどストロークは弱いとか、脚は早いけど戦術が無いとか、フォアは良いけどバックはダメとか、少しでも弱点があるとそこを突かれて確実に負ける。世界大会なら尚更。それぞれの選手に色々な強み弱みがあるにしても、その弱みも世界レベルじゃないと試合にならない。錦織は着々と力を付け、弱みも世界レベルになり安定した戦いができるようになったと言える。


私も高校の時、当時は軟式テニスだったのだけど、県の大会で国体の全国優勝ペアと戦ったことがあったが、全く歯が立たなかった。個人競技は力の差があると試合にもならないし、番狂わせなど起きない。


ゆうに、今回の錦織の準優勝も決して番狂わせではないと思う。そもそも、テニスは同じようなラリーを何回も繰り返す単純なスポーツだが、それを何ゲームもやる。あれだけ打ち合いをして勝った方は実力と言わざる得ない。今回は芝のコートだし、錦織は今後も安定して上位にくるんじゃないかと思う。世界ランク1位のジョコビッチにも勝ったわけだし。


しかし、それでも、やはり優勝と準優勝には天と地程の差があるとも思う。これは何事も同じだか、1位と2位じゃほんとに違う。2位じゃだめなんですか??だめなのである。決勝戦の試合内容はチリッチの神懸かり的なサーブにより完敗だったが、結果として得た自信もチリッチと錦織では大きく違う。それが、今後現れるだろうし、だからこそ錦織は今回のチャンスを物にしたかった。


とはいえ、錦織は本当に凄い事をやってのけた。ここで満足せず、今後ももっと日本のテニス熱を盛り上げてほしい。錦織以外の若手もどんどん出てきて、ゴルフぐらいの注目はしてほしいところだ。


私も猛烈に久しぶりにテニスをしたくなってきた。テニスは何歳になってもできる。しかし、愛媛には相手がいない・・。