草食系こそ万人に愛される

私は自分で自分の事を草食系男子だと思っている。それも意識して草食系でいようとも思っている。それが、私の一番の強みだし、人生をうまくいかせるコツだと気づいているからだ。


草食系男子とはそもそもなんなのか。私も特に定義は知らない。いわゆる積極的より消極的、自己主張より協調、無趣味、無感情、人見知りする、攻めるよりも守る。私の内なる性格はともかくとして、仕事場の人間は私の事を少なからずこう思っている人がいるだろう。しかし、人畜無害な草食系男子こそリーダーにはふさわしいと私は信じている。


まず草食系男子の仕事での強み。①敵を作らない事。私は草食系男子の為、自分から誰かにこうしてほしいとか、こうしたいとか指図した事がない。チームで結果を出したい場合も、「いやー、なんとか数字出したいですね、あはは」
とか気楽に言うぐらいである。あとは黙々と自分の仕事に専念し、チームとしての数字の分析と改善策の提示(この部分には自分は自信がある)を徹底して行うだけ。どんなやり方するかは部下に任せるし、否定もしない。ただ、それに対して出た結果を確実に伝える。あとは、結果が出てる人のいいところを皆で共有してあげる。それだけである。


常識に則したやり方が得意な人もいれば、自由にやらせた方がいい人もいる。自由にやりたい奴に上から目線でアドバイスや指図をするだけで敵を作ってしまう。だから、仕事に関して、いわゆる肉食系の俺のやり方が正しいんだって感じの人の下では人は育たない。部下の好きなようにやらせ、結果の責任は俺が取るという姿勢だけで、大概の人間は思いも寄らぬ成長を見せてくれる。部下の失敗は上司の責任、上司の手柄は部下のもの、こういった姿勢で仕事に向き合う事ができるのは出世欲が無い草食系男子だけである。


②草食系男子は過剰な自己アピールをしない。それに伴い反感を買うリスクがない。私は仕事の成果は数字(結果)でしか表せられないと思っている。どんだけ積極的に働こうが結果がでなければ意味がないし、逆に人や会社の常識と違うやり方をしても結果がでれば評価される。それが、私の評価基準。だから、色々努力しても数字が出なかった時は潔く負けを認め低評価も受け入れるし、文句も言わない。実は私より一回り上の人達は意外にこのような姿勢が受けるような気がする。結果も出てないくせに、俺はこういうことしましたとか主張したり、保身に走る肉食系男子は醜い。それで騙される人間もいるが、逆に干されるリスクもある事を彼らは知らない。


③草食系男子は公私混同しない。草食系男子は人見知りする人が多い。私もそうである。だから、仕事の人には少し距離があるのだけど、それが逆にいい人間関係に繋がっている。例えば、私にとって、職場恋愛は無しである。特に部下にとって、上司が職場で女を作ってたら何となくカッコ悪く思えないだろうか。そして、職場でそういう関係になれば例外なく公私混同する。男がしなくても、女はする。さらに、公私混同することを大体の人間は良く思わない。そういった歪みはいざという時チームを崩壊に導く。職場恋愛だけでなく、誰かとだけ仲良くするのもアウトだ。プライベートは謎、ぐらいが職場ではちょうどいい。元々孤独が楽な草食系男子ならではである。


④草食系男子は下らない恋愛をしない。私は恋愛というものにとかくドライである。人を好きになる気持ちはわかるが、それ以上に正直面倒なのだ。よく彼女に下らない恋愛、結婚だけはするなと言っているのだけど、それは本心から言っている。私の思う下らない恋愛とは、客観的に見れば大した男ではない人間を感情だけで盲目的に好きになったり、それが原因で周りから浮いてしまうような女がする恋愛である。私は女性の幸せはどんな男と結婚するかどうかにかかっていると思う。なのに、現実と理想は別とか言って大した事ない男に妥協して安定を求める女性が多い。世の中に良い男なんて星の数程いるのだから、吟味して吟味して相手を決めればいいのだ。だから、私は彼女に、浮気は許さないけど、常に俺より良い男はいないかって考えてほしいと伝えている。もし自分より良い人がいればその時はキッパリ別れ、逆に絶対にこの人じゃなきゃダメなんだとお互い確信できるようになったら結婚しようと。草食系男子は恋人を自分の所有物だと思わない。相手の幸せの為なら、別れも厭わない。


⑤草食系男子は消費税増税を中止させるかもしれない。政府は草食系男子の購買意欲の無さを舐めていた。増税後の消費のあらゆる数字は未だに計画通り戻ってこない。コンビニはセブンイレブン以外総倒れ、イオンも壊滅的な前期決算、小売では増税後勝ち組と負け組がはっきりと別れているが勝ち組は血のにじむような努力をし知恵を絞ったほんの一握りの企業だけでほぼ壊滅的な状況だ。正直、草食系男子の私からしてみれば至極当然。政府は賃金の上昇率がうまく追いついていないとか宣っているが、言っちゃ悪いが私は今年賃金もボーナスも株式の売買益も昨年より大幅に上がったが、購買意欲は増税後大幅に下がりそのまま今も下がり続けている。


賃金が上がろうが関係ない。増税後に何か大きな買い物するなんて損だと思うし、そもそも草食系男子には欲しいものがない。安けりゃ安いに越したことはないし、円高、デフレ大賛成なのである。この増税後の消費の落ち込みを予想できなかった政府はバカだ。どれだけ、増税後、売上を取るのが大変だったか。私は結果が出るまで夜も眠れない時期もあった。政府の人にはそれがわからないのだろう。だから、日本中の草食系男子が物を買わない事により、政府に増税の問題提起をしている事に誇りを思う。増税は最終手段だし、そのお金をわけのわからない使い方をされては困るのである。


他にも私は現代日本人的な草食系男子の魅力をたくさん知っている。自己主張しないからこそ、この人の為になんかしてやりたい、そう思わせるのが草食系男子の最大の強みだ。どうかこの言葉を悪い意味で捉えないよう、世の中の草食系男子達には自信を持ってほしいし、私は自分がそういうタイプの人間であることを誇りに思っている。