アルツハイマー防止日記

久しぶりに日記を書く。この一週間程様々な事があり、どれも日記のネタになりそうだったのだが、会社の試験があった為、日記書いてる時間あるなら寝るか勉強しろということで久しく日記を書かなかった。


試験も終わり久しぶりに書いてるのだが、気づけばこの日記習慣も一年になる。ちょうどこのはてなブログに登録し書き始めたのが10月の終わりだったはず。この一年間、マイペースに書き連ね一年間まがいなりにも自分の生きた証を書き残せたことに正直驚いている。思えば、一年前は急な転勤を言い渡され、心機一転という気持ちで始めたものだった。単身見知らぬ地に来たこともあり、仕事以外の時間は有り余る程あったし、私はその時間をジムでの筋トレと新しい習慣作りに割いた。新しい習慣の1つがこの日記であり、日記を書く為にとにかく情報を欲した。それまではせいぜい日経新聞を読んでいたぐらいだが、今はニュースアプリを5個登録し様々な情報に触れれるようになった。この一年で私の見聞は非常に広くなったと思う。


中でも最も当たりだったのが、中島聡さんのメルマガ。これは毎週ほんとに勉強になるし、アメリカに住んでなくてもアメリカを知った気になれる。後輩のビジネスマンに一番に勧めることは何かと尋ねられれば、中島聡さんのメルマガに登録することだと今の私は言うだろう。


様々なアプリから仕入れた情報やニュースを自分なりに頭で消化して文章にする。この作業は本職でも確実に良い効果を発揮している。例えば政治に対する意見を書こうとした際、やはり最終的には自分ならどうするかという結論に至る。何事も自分ならどうするかと考える癖がついたことにより、本職の仕事でも常に問題意識を持てるようになった。それに様々な人の考え方やアイデアに触れる機会が多くなった為、解決策のアイデアの引き出しも非常に増えた。さらに、会社の報告物の作成スピードがめちゃくちゃ早くなった。何もない日常から何とか何か絞り出して書く日記に比べれば、普段の仕事に関わるいわゆるレポートや報告書はスラスラ文章が頭から沸いてくる。


私はこの日記を1人で始め、知り合いには誰も知られていない。自分の書きたいことをただ自分の為に書く、そしてその日記を誰かもしれない不特定多数の人が見るというのは非常に不思議な感覚だ。私の人生に関わりがない人からしてみれば、こんな日記は何も面白くもない。それでも、毎日それなりの人が見てくれているというのはある意味緊張感になる。


そもそも、私がこの日記を書き始めた最も大きな要因はアルツハイマー防止である。私はいつからか、一瞬ボケたような感覚を味わうようになった。自分としては考えられないミスや、知り合いや有名人の名前が出てこない。さらには階段につまづきそうな感覚を持ったり、どうも頭が回らずフワフワしている時もある。物を無くしてガチで見つけられなかったり。それが、私には恐怖でしかなかった。自分の頭脳の衰え。もちろん、それは一般的なレベルでの衰えなんだろうけど、このまま老いていきたくないと20代半ばにして思った。脳の衰えを防ぐには常に何か考えたり、情報を入れる事が大事、それが今のこの日記習慣となった。結果が出てるのかはわからない。仕事でのしょうもないミスはほぼ無くなった気もするが、プライベートは未だボーンヘッドだらけだし、物忘れも相変わらずする。でも、たまに自分の書いた日記を読み返して、こんな事もあったなと考えるのは悪い気分ではない。


日記を書く要因はもう一つある。私にはちっぽけな夢がある。本を一冊書くことである。もちろん、自己啓発でもなく、株の必勝本でもない。物語である。今やKindle等でネットでも本が出せるようになった為、本を出すというだけなら非常にハードルは下がった。しかし、どうせ書くなら大作、そして最低限自分がこれならいけると思うものである。評価はどうであれやはり他者にも読んでほしい。そんな淡い夢を持ちながらも自分のまず文章力に自信が無いため、日記を書く事で鍛えようと思った。本当は毎日少しずつ物語を書いていき、完結したら何らかの形で纏めて出版社に送りつけたり、Kindleにとりあえず上げてやろうと考えた時もあったが、あくまで本職が大事な為、少しでも仕事に役に立ちそうな内容の日記を現状は書いている。


本職は大事だし、私は自分の仕事に誇りを持っている。しかし、それ以外にも何か1つマイペースでやり遂げたい事があった。現実と夢、この狭間の空気感が今は非常に心地良い。仕事中は仕事の事ばっかり考える、それは当たり前だが、一度仕事を離れたときに何もない自分にはなりたくない。友人にも恋人にも内緒で実はこんな本書いてたんだといつか笑いながらサプライズを提供したいものである。


とにかく、短いようで長い一年だった。恐らくもうそろそろ私はこの地を離れなくてはならない。一年前の事を思うと、寂しいような切ないような懐かしいような不思議な気持ちになる。数年後にこの日記を読んだ時、同じ気持ちになるに違いない。あの時はまだまだ未熟者だったなぁと上から目線で振り返れる人間になっていたいものだ。