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いつもの5倍楽しめる選抜高校野球

早いものでもう3月。冬はあっという間に終わり、また春がきて夏がくる。なんというかこの一年はほんとにあっという間だった。あまり環境に変化がなかったからそう感じるのかもしれない。


そして3月と言えば球春到来。プロ野球オープン戦が始まり、選抜高校野球も開かれる。私はほぼ毎年甲子園に友人と行ってるのだが、今年程楽しめそうな年はないだろう。いつも、仕事の休みに合わせて行く為、組み合わせは神のみぞ知る形になり、あまり自分と縁が無い地域のチームや地味な組み合わせを見に行くしかない事が多い。しかし、今回は自分と縁のあるチームがなんと5チームも出場する。


まず私の出身である奈良から天理と奈良大付属、そして今すんでいる愛媛から今治西と松山東、さらに私が生まれた秋田から大曲工業。これだけ応援できる駒があるのだから、今大会は長く楽しめそうだ。特に、奈良大付属は私の実家の目と鼻の先にありまさしくど地元、今治西は今住んでいる家の目と鼻の先にありど地元、大曲は私が生まれた地域でど地元とただの出身県の代表ではなく、ほんとに自分に縁がある学校が出場しているのである。


中でも奈良大付属は今まで甲子園まであと一歩のところで届かなかった。高校時代、通学中に彼らの練習風景をよく見ていたから早く甲子園行けよとずっと応援していた。まさか斑鳩や桜井や大和広陵の方が先に甲子園に出るなんて思いもしなかった。だからこそ、今回の初出場は喜びもひとしお、本当に自分の地元から代表校が出たのだと実感できている。


さて、今回の甲子園の展望、予想。私に縁のあるチーム群で一番期待ができるのは奈良2校である。天理は総合力は近年最強。一年夏からスタメンの貞光主将を始め、旧チームのほとんどのスタメン、主力投手が残った。打線、機動力、守備は全国でもトップクラス。唯一の課題が投手力だが、斎藤、森浦の両左腕は安定感があり優勝候補といってもいいだろう。近畿大会も大阪桐蔭戦以外
、ほとんど負ける気配がなく優勝。報徳、平安、立命館宇治を寄せ付けなかった強さは前回近畿優勝した時とは明らかに違う。組み合わせにもよるが、余程の好投手と当たらない限り、斎藤、森浦が試合を作り、打線の強さで勝つことができるだろう。天理は優勝を目指してほしい。


奈良大付属はエースの坂口が素晴らしい。二年前にプロ入りした立田を擁して大和広陵が甲子園に出たが、その時の大和広陵より今年の奈良大付属の方が力は数段上。坂口は当時1年の立田より球威、コントロール共に上回る。特にコントロールの良さは全国の高校野球ファンが驚くと思う。アウトコースにビシッと決まる直球は強豪校でもなかなか打てない。そして、守備もとにかく固い。あくまで昨年の近畿大会の印象だが内野守備は天理にも負けないぐらい素晴らしかった。しかし、打線は貧打。全国の舞台ではほとんど点が取れない事が予想される。坂口が本調子ならまずそう簡単に点は取られない為、上位を目論むチームは奈良大とは初戦では当たりたくないだろう。私の期待としては全国の強豪と当たり、番狂わせを起こしてほしい。どことやっても勝つ可能性もあり、負ける可能性もある。それも五分五分で。初出場という期待も込めてまず一勝期待したい。


愛媛の2校は正直厳しい。今治西は秋から劣化する習性がある。昨年のチームは四国大会であの岸擁する明徳を倒して優勝した戦力がありながら初戦で桐生第一に完敗。明徳の強さが際立っていた為、今治西の劣化が残念だった。今年のチームは昨年より数段落ちる。監督が体罰問題で指揮が取れない事もあるし、全国ではかなり厳しい戦いになるだろう。それでも、強豪と当たらなければ勝ちきる力はあるため、組み合わせによっては1つ、2つ勝つかもしれない。21世紀枠の松山東は昨年夏の決勝をテレビで見た。とにかく、エースの亀岡が素晴らしかった。正確無比のコントロール、投球術であの甲子園でバカスカ打った小松高校を前半は完璧に抑えた。このエースが二年なら来年は松山東が甲子園だなと思っていたが、実は県内屈指の進学校であり21世紀枠での出場が決まった。しかし、亀岡のワンマンチームであり、貧打で守備も固くない。四国大会では強くない鳴門に力負けする等、全国では厳しい気がする。甲子園では打線の弱いチームと当たればワンチャンスあるだろう。


大曲工業は正直わからない。神宮を圧倒的な強さで優勝した仙台育英の佐藤を最も苦しめた打線は力があると見ていいだろう。しかし、でれば負けの秋田代表。八頭に完敗した角館を昨年夏に倒せなかったチーム。冬の間の練習量のハンデもある。ダークホースか最弱かよくわからない不気味さを持ったチームではある。いずれにせよ、大曲という地名が懐かしすぎる。秋田のおばあちゃん、おじいちゃんは高校野球が好きでいつも秋田代表の弱さを嘆いていたが、今回は楽しみにしてるだろうなぁ。私もとにかく大曲のチームが甲子園に来るだけで涙もの、あとは何も期待しない。


正直、奈良大と大曲の試合は涙が出るかもしれない。万が一、この2校が初戦でぶつかったら私はどちらを応援すればいいのだろう。それぐらい私には統廃合されてしまった母校以上に地元を感じる学校である。


全国的に見れば、今回は力の差があまりなくどこが優勝してもおかしくない。組み合わせもでてない段階でのあくまでの私の予想。


優勝は敦賀気比、準優勝仙台育英。ベスト4に天理、大阪桐蔭。ベスト8に健大高崎、浦学らの関東勢に奈良大付属(期待を込めて)という展開になるかと。仙台育英が頭1つ抜けている気がするがエースの佐藤が決勝は疲れで力が出ず、昨年夏のように打線が大会通して打ちまくり敦賀気比が打ち勝つ。天理は敦賀気比の打線を止められず、大阪桐蔭仙台育英の佐藤の神ピッチに散る。


まぁ、全ては組み合わせ次第。とにかく、今回は5校も楽しみがある。早く開幕してほしいものだ。