年金に頼らず生きる

アベノミクスも三年目に突入したが、日本市場の株高は留まるところを知らず、ついに夢の二万円代も見えてきた。私はそんな地合でリスクを犯して買った銘柄が不調で塩漬け状態になっているが、このアベノミクス相場のおかげで、この二年、会社で貰えるボーナスぐらいの利益を株の売買であげることができた。今持ってる銘柄も一年全く気にせず放置していればまず間違いなく利益は出るだろうし、正直今の日本市場は長期で保有する覚悟さえあれば、少し勉強すればローリスクで利益を誰でもあげれるような状態になっていると言える。


そんなこともあり私はアベノミクスを基本的には支持している。よく株を買えるような富裕層ばかりが得をして賃金は上がっていないという批判があるが、そんなのは自己責任。株なんて別に私のような一般人でも売買できるし、アベノミクスで株高になるのは誰もがわかっていたこと。だったら株を始めればいいのだ。そもそもなんの知識もなしにゼロ金利の銀行に金を預けて何になる?貯金してそっから金引き出すのに手数料払って銀行のカモにされている人達は本当に可哀想である。自分のお金を引き出すのに手数料払うって馬鹿でしかない。地方銀行なんていつ潰れてもおかしくないのに。


私が株を始めたきっかけはごく単純。貯金=銀行にお金を貸している状態なら、国債を買うことしか脳がない銀行にお金を貸すより、将来面白いことをやってくれそうな企業に貸していた方が夢がある。ただそれだけである。株主優待や売買益はおまけみたいなもんで、自分も一応この企業の活動に参加してるんだという実感が第一なのだ。その気持ちがあれば多少株価が下がっても気長に長期保有できる。長期で考えれば、今の地合は基本的に負けない。


日本市場の株高は基本的にアベノミクスが続く限り続くだろう。何より、GPIF(年金機構)と日銀が買い支えまくっているのが大きい。いくら日本の主要企業の業績の好調がストップしようとも、定期的に大量の株数を彼らが買い支える為、全体の株価は下がらない。逆に言えばこんなに歪な構造をした株式市場にはいつか限界が訪れる。アベノミクスが終焉を迎えれば、少なくとも日銀の買い支えはなくなり、バブルが弾けるように急落するだろう。その際の被害を最小限に留める為にはやはり将来を見据えた事業をしている企業に投資する他無い。


ところで、GPIFの運用がそれらのリスクを管理できるかというと全くできないと思う。彼らは今の暴騰している状態で大量の株を買いまくっている。もしアベノミクスが終焉してバブルが弾けそうになっても、いきなり保有している株数を売りまくるわけにはいかない。彼らは日本市場の最大の株式保有者、彼らが自分の被害を少なくしようと損切りに走れば市場に与える影響は計り知れない。売りが売りを呼ぶメガクライシスに発展するだろう。それを防ぐ為、むしろ彼らはそんな状況になっても一層厚い買い支えに走るのではないかと考える。


そうなれば、市場を守ることはできたとしても、GPIF自体は大きな被害を被る。年金が今まで以上に払えなくなるのである。恐らくこのシナリオは遠かれ早かれ実現してしまうだろう。


私は自分が年金を貰える年まで生きているイメージが全くできない。そんな先の事考えても何の意味もないし、保険もいらない。だから、年金も正直払いたくない。年金払うなら自分で資産管理していたほうが余程安全だと思っている。しかし、世間は年金の未払いは許さない。


現状、年金制度はほぼ崩壊しているのに加えて、上記のようなリスクは今後容易に想像できる。さらに、日本は超借金大国。この借金を本気でどうにかするのであれば、超増税+超経費削減、そして、年金制度の廃止である。日本の借金は世間で考えられている程楽観視をしてはいけない問題だと私は考えている。増税してもその分投資しているようでは一生借金は減らない。今後貯金脳の人達が減っていき、銀行に現金が無くなれば、国債を刷って返済を先延ばしにすることもできなくなる。そうなれば、年金は払えませんという最悪のシナリオが現実となる。


なので私は自分が老後になったら年金制度なんてものはなくなっていると思う。びた一文国に頼る事はできない時代である。その代わり、民間企業が頑張ってあらゆるサービスが今とは比較にならないぐらい安価で受けられる時代なんだろうけど。


もし定年まで生きてしまって、嫁さんもいて、生活していかなくてはならない状況で、年金も一切貰えないとすればどうなってしまうのか。それに対応するためにはやはりなるべく早めに準備をしなくてはならない。

一番楽なのは、今払っている年金を払わないで、その分自分で資産管理することである。それなら、今の生活に全く支障は出ないし、安心である。しかし、実際は不可能。年金は義務だからである。ならば、年金は税金の支払いと思って稼ぐしかない。


年金は私たちの世代は十中八九貰えないだろう。少子高齢化社会の損な役回りを一手に引き受けなければならないのは、非常に不愉快であるがしょうがない。逆に貰えないのであれば、こんな制度は早く崩壊してほしい。政府が年金はもう払えないと認めてしまえば、それなら貰えなくていいから払わなくてもいいよね??の主張は通るはず。年金なんて制度はぶっ壊して、増税でも何でもしてまずは借金を返済してほしいものだ。