地元就職は百害あって一利無し

ついに人生通算5度目の転勤が決まった。社会に出て6年目でこの数というのは、自分の知人の中ではまずNo.1だし、一般的に見ても異常に多い数ではなかろうか。私は転勤やジョブローテーションにはメリットしかないと思っているし、今まで例えば北海道や沖縄のような地元にも簡単に帰れないような場所には行ってない為、全面的に前向きに受け入れている。


転勤は5度目だが、引越はこれで通算9回目である。もはや慣れたもので、ほんとにいい経験させてもらってるなと感じる。


唯一慣れないのは別れ。今まで毎日当たり前のように顔を合わせていた同僚や部下といきなり会えなくなる。これは何度経験しても慣れない。今回の部署には一年ちょっとお世話になったが、なかなか今後来る地ではない為、悲しさはひとしおだ。



私も就活中はやはり転勤というものにある程度びびっていた。地元との別れを今では考えられない程びびっていた。しかし、なんやかんや全国転勤のある会社に入って良かったと思う。地元の企業や銀行に入っていたら、毎日同じように過ぎていく、刺激の無い20代を過ごして必ず仕事を辞めていたと思う。


地元に帰る度に思うことがある。地元で就職してる人って、悪い意味で変化がない。勿論馬鹿にしているわけではないし、安定を求める気持ちもわからなくはないが、少なくとも私は彼らを魅力的だとは思わない。本当に変わらないのである。外見、話す内容、行く場所、収入。まるで時間が止まっているかのように変わらない。私はその姿を見てゾッとする。

例えば、東京等地元を離れて就職した人に会うとやはり何かしらの変化を感じ取れるし、仕事がきつい人でもどこかイキイキしているのだ。そして、前向きな話が多いし、仕事の話が多い。しかし、地元就職の知人と会ってもほとんど仕事の話にならない。友達や女や芸能人の話。何故彼らは仕事の話をしないのだろう。仕事程積もる話がある事はないのに。

要は仕事をお金を貰う為だけにやっているのだと思う。勿論、私もそうだが、それだけではない。自分の達成させたい目標があって、その為にどうするか日々葛藤しながら働いているつもりだし、私はサービス残業推進派である。一言で言うなら自己実現だろうか。ただお金が貰えればいいのなら、バイトで充分。嫌々働くぐらいならそんな会社は辞める。


そんなどんどん老け込んでいく地元就職の知人を見てると、地元での就職は百害あって一利無しだなと思ってしまう。彼らのこれからの幸せとは一体なんなのか。綺麗な嫁さん貰って、子供ができて、それも確かにかなりの幸せだが、どこかで妥協していないだろうか。そもそも、結婚相手も凄く狭いコミュニティーの中から探さなければならない。男はまぁいい。自分でしっかり稼げれば、嫁さんは地元でもいい人はたくさんいると思う。しかし、地元から出れない女性は厳しい。地元にずっといるような男はとかく面白みがない。その中で収入まで気にすれば、良い男ってのはかなり少ないだろう。


この前の大阪都構想の頓挫にも見られるように、これから地方はどんどん年配の人が支配する面白みのない状態になっていく。地元にいる人間はそういう空気の中、これまで以上に保守的に安定志向になっていく。


私は少なくとも自分の子供には地元だけでは就職するなと教えるだろうし、転校や転勤を前向きに捉えられる強い子になってほしい。私も転校を経験したことがあるが、本当に最高だった。あんなにクラス中から特別扱いされることって基本的にはないし、今の時代は携帯もあるから前の学校の友人とも気軽に連絡も取れる。


今の若者はゆとり教育の影響やネットの普及もあり、彼らの世代内での格差が今まで以上に広がっている。やる気や向上心がある人間は学校以外の様々な所から知識や情報を得ることができグングン伸びていくがその手段を知らない子ややる気がない子はどんどん置いていかれる。親が甘いこともあり、負け組は人生を舐めるか、絶望し、気づいたときには取り返しのつかない程の差を周りからつけられてしまう。クラス内では勉強もスポーツもできる子もいれば、どちらも全くダメな子もいるといったような格差社会


このような格差が発生する要因はひとえに親の力量。親が保守的で新しいものに拒否反応を起こしていては、その子供もどんどん時代遅れになる。そして、子離れできない親は最悪。いつまでも子供を実家に閉じ込めてフリーターやニートを正当化する。別にフリーターやニートは周りには何の迷惑もかけない。しかし、本人がどれだけ辛いか。想像しただけでも泣けてくる。


私はとりあえず、子供に地元就職を禁止するだけでも、ほとんどの親子の問題は解決すると思う。地元以外で就職する為にはちゃんと勉強しなきゃいけないし、自立せざる得ない。子供もいざ1人で生きてみると、親のありがたみや凄さを実感する。一緒にいる時に別に仲良くなくていいじゃない。離れてみてそれに気づければ。


とにもかくにも、とりあえず、私はまた転勤。この経験により、また一段男を上げれればと思うし、決して無駄な事は無いだろう。


地元就職に関して再度書いてみました。もしよければ、そちらも。

http://kojimm.hatenablog.com/entry/2017/06/20/023934