ごしんじょう療法なるものはこの世に溢れている

先日、川島なおみさんが死んだ。川島なおみさんと言えば何を隠そう私と同じ11月10日生まれの数少ない著名人であり、昔から親近感を持って応援していた。とにかく美しい人で、高校時代にはよくまわりの女の子が黒木瞳と川島なおみはあの歳であの美しさはやばいと言っていたのを思い出した。


ところで、川島なおみさんが死ぬ前、ごしんじょう療法といういかにも胡散臭い治療を受けていた事が話題になった。何やら金の棒を体に擦り付ける事で治療するらしい。治療費は一回一万円と高額で、正直詐欺やないかと言わざる得ない得体の知れない療法である。

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まぁ、こういうのは実際にやってみないと効果はわからないし、受けもせずに批判をするつもりはないが、科学的な根拠はないのだから一万円も払ってやるものではないだろうとは思う。川島さんがどういった経緯でこの治療を受け始めたのかは知らないが、追い詰められ、藁にもすがる思いで頼ったに違いない。そう思うと、虚しいものである。


しかし、こういう人の弱みにつけ込んで生きてる人は世の中にいくらでもいる。私も人生で幾度となくそういった悪魔に人生を惑わされそうになってきた。私だけじゃなく、私の家族、知人が様々なものに引っ掛けられてきた(本人にはその気はなくても)経験から言うと、科学的根拠がないものは何も信じるべきではない。


中でも私の母はそういったものにとかく引っ掛かりやすかった。だから、私は母の事を育ててくれて感謝はしているが、母のようにはなりたくないと今でも思っている。そして、大人になればなる程、自分の両親に違和感を感じるようになった。この人達は未だに何かに洗脳されているんじゃないかと。勿論、嫌いではないし、毎年父の日には実家にプレゼントも贈っている。しかし、何か自分の両親に相容れない恐ろしさを感じる時がある。


母が引っ掛かった代表的なものが創価学会である。これに関してはほんとにいつからかわからないが、聖教新聞が当たり前のように届いていたり、勤行なる謎のお経みたいなのを母は出かける前によく唱えていた。その時は私も小学生とかで創価の存在をよく知らなかったし、それが当たり前だと思っていたのだが、今思えばあれは完全におかしかった。よく覚えているのが私が聖教新聞を何かの拍子に踏むつぶした時、母に怒られた記憶がある。罰が当たるぞと。母はそれぐらい得体の知れない宗教にはまっていたのだ。父はそれを見てどう思っていたのだろうか。今思えば、私達家族は当時からいつ崩壊してもおかしくない状態だった。


勿論、創価学会の教えに何の救いの効果も無かった。母がその活動にどれぐらいの金を払ってたのかは知らないが、金と時間の無駄としか言えない。幸い、いつの間にか家に聖教新聞はなくなっていた為、今は関係がなくなったのだろう。


次に引っ掛けられたのが、勉強教材。あの当時はよく色々な営業が家に来ていた。その中のどこの会社の回し者か知らないが、小学生の時に私は謎の教材をずっとやらされていた。これも記憶は曖昧だが、口が達者な営業マンの口車に乗せられ、あれよあれよという間に契約していた。もし今の私が過去にタイムスリップできるならば、その営業マンをぶん殴ってやりたい。勿論、かなりの高額な教材だったはずだが、内容は市販の教材とさほど変わらないレベル。これがあったから今の私があると言えばそれまでだが、私の成績が劇的に伸びたのは高校になってから。あの教材は関係無かったと言わざる得ない。


他にも数え切れない程ある。占いとか。母は占いやオーラにも騙されていた。細木数子が有名だった時等は何でもうまくいかない事を大殺界のせいにしていた。細木数子の占いも正直全くと言っていい程当たらなかった。あんなので大金持ちになってるなんて、真面目に働いてる人達が馬鹿みたいである。

細木数子だけじゃなく、街中に幾人もいる占い師も当たった試しがない。連れが占いたいからといって占ったタロット等もあまりにも当たらなさすぎて爆笑した。少しでも当たれば私も信じたかもしれないのに。初詣やお参りも無意味だ。初詣に行かなかった年が私の中では一番運が良かったし、おみくじも当たった試しがない。まぁ、初詣とかはイベントとして考えれば楽しいから良いのだけど。


占い師って正直全員詐欺師だと思う。特にタロットは酷い。ランダムで結果が出るウェブシステムを作ってサイトを運営するだけで、月額数百円の会費を払って登録してくれる人が何人もいて、ほぼノーリスクで稼ぐことができる。誰でもやっていいのなら、私もやりたいぐらいだ。誰々の未来を当てましたとか、私にだってそんな経験はいくらでもある。荒川静香の金メダルを当てたし、本田圭佑の高校時代からのファンでグランパス時代から彼が日本代表の中心になることはわかっていた。巨人の岡本和真の今の活躍も奈良の高校野球ファンなら誰もがわかってたことである。これだけの実績があれば、占い師としてやっていけるでしょう笑。


占いとかも別に暇つぶしにやる程度なら良いと思うが、本気になってはいけない。運営側は騙して儲けることしか考えていないのだから。


オレオレ詐欺は世間悪としてよく特集されているが、何故上記のような詐欺まがいな者達はお咎めされないのか。非常に憤りを感じる。頭の弱い人を騙すだけならまだしも、今回の川島さんのように死期が迫って気が気じゃない人すら騙そうとするのだから。


しかし、このような騙し合いはほんとに日常様々な所で行われている。保険の勧誘も、新聞の勧誘も服屋の店員も、先日のSEALDSの件も、皆自分の利益の為に心のどこかで嘘をついて目の前の人を騙そうとしているのである。ある意味、この状況が資本主義の成れの果てなのかもしれない。


もし、占いや宗教や怪しい教材にハマってる人がいるなら、心を鬼にして言いたい。そんな簡単に世の中うまく生きれないよと。成功してる人は正攻法で皆たゆまぬ努力をしている。ただ祈ってるだけ、運気が良い日に行動するだけ、非科学的な楽な勉強をするだけ、うまい話に乗っかるだけ、で成功できるわけがないのである。世の中はほんとにうまくできていて、運なんて要素は人生にほとんど関係ない。たとえ一見運の良し悪しでしか見れない事も、よくよく原因を探ってみれば必ず科学的な原因がある。自分のした何らかの行いが結果として表れているのである。だから、神頼みで何かが成功することなんてありえないのである。


騙す方も騙す方だが、騙される方も騙される方である。騙される人間がこの世からいなくなれば、簡単に金を得ていた詐欺師も生活できなくなり、社会的に抹殺される。胡散臭い占い師達もせっせと社会にでて働くしかない。どうか、そんな時代が訪れるように、皆もっと自分の心を強く持ってほしい。