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AIと週休3日とベーシックインカム

学生の頃、就活をしながらいつも思っていた。なぜこの世の大人たちは当たり前のように週の5日も朝から晩まで働いているのだろうかと。就職が決まり、バイトをしながら旅行等を楽しむ時期にもほとんどの人が思ったのではないだろうか、週休2日、1日8時間労働の世界なんて信じられない、自分はやって行けるのだろうかと。今思えば、就職直前の頃の精神状態は皆との別れも相まって非常にきつかったのを覚えている。



そして、今信じられないことに週休2日の世界に私も含めほとんどの人は慣れてしまった。人間の適応能力は素晴らしい。



しかしである、冷静に考えて、人生の70%近くの時間を何十年も仕事に費やすことは果たして当たり前と無視していいことなのだろうか。これでは仕事をするために生きていると言っても過言ではない。これはいわゆる残業がそれなりにあり、祝日は休みの普通の企業でこんなもの、ブラック企業と言われるところなら人生の80%、意識的には90%が仕事という人もいるだろう。それは異常、だと思う。


そんな中、近年、週休3日を採用する企業が徐々に増えてきた。有名なのはヤフーやユニクロ。やはり、時代を引っ張っていく側の企業は時代の流れに敏感である。昨年の段階で日本の8%の企業は週休3日採用しているらしい。この流れはどんどん進んでほしい。

http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLZO11854640Y7A110C1TJC000/


週休3日の世界は今後政治家がまともであればすぐに実現するだろうと思う。そもそも、技術の発展により、人間がやらなければいけない仕事というのはどんどん機械化されて無くなっている。物を作ったりという単純作業はもちろん、物を運んだり、接客したりというこれまで人間でしかできなかったこともAIの開発によりすでに機械化されている。要するに、仕事は明らかに昔より減っているのに、昔と同じ労働環境というのはおかしいと私は言いたい。仕事が無いのにとりあえず週5日は職場にいなければならないなんて事は無いのである。


日本が世界のこの機械化、仕事が無くなっている現実に対して、どのように進んで行くかは非常に重要である。私は2つに1つだと思う。


今の日本的な世界のままならば、ダメなほうに進むだろう。仕事が無いなら、無理にでも作ればいい、新しい公共事業をどんどんやろう。仕事がない人は誰もやりたがらない仕事を、しかも極めて低賃金でやるしかなくなる。ブラック企業はその弱みにつけ込みやりたい放題。頭を使う仕事は増えない、許されない風潮。格差は広がるばかりで、生産性も悪い、増え続ける高齢者を年金では支えきれず、日本経済崩壊。


そんな風にならない為に、私はやはりベーシックインカムの導入を支持したい。


ベーシックインカムとは、ざっくり言ってしまえば全国民に対して、最低限生活できるお金をとりあえず支給する政策のことである。それは月、7、8万ぐらいがよく言われている。そのかわり、生活保護や年金、社会保障の類は廃止する。


ベーシックインカムをすることにより何が良いかと言うと、

・働かなくても生きることはできる。生活保護のようなややこしい基準もない為、とりあえず死ぬことはない。

・役所の無駄な仕事を一掃できる。生活保護でパチンコをうってる人を捕まえたり、そもそも審査したりという無駄作業の撲滅。他にも年金や社会保障に関わる仕事も無くなる。無理に雇用を捻出する必要が無い為、無駄な公共事業もなくなる。

・これまで、いわゆるブラックな環境で働いていた人は仕事をやめる。それによりブラック企業は淘汰され、皆がやりたがらない仕事の待遇は良くせざる得ない。需給の一致。

・やりたくない仕事を無理にやる→やりたい仕事にチャレンジする マインドの転換。競争力、生産性はむしろ向上する。

・まともな生活がそもそもできていた人も懐に余裕ができる。消費促進、子供も作りやすくなる。

・趣味で生きる人が増える。クールジャパン、文化的な側面でも競争力は上がる。

・不公平感の是正。国内誰もが支給されるため、堂々と受け取ることができる。


とまぁ、個人的にすぐ思いつくだけでもこれだけのメリットがある。よく言われるデメリットにも触れてみたい。

・そもそも、そんな金捻出できない。
公共事業に代表される無駄な役所仕事を撤廃、仕事が無くなった公務員を一気に減らし、相続税等の増税で簡単に捻出できる。今後日本の借金が増えるリスクもヘッジできる。


・働かなくていい、日本の競争力が落ちる
→むしろ競争力は上がる。月、7、8万貰えるから仕事辞めるとなる人はそもそもブラックな環境で働いていたか、合わない仕事で悩んでいた人。その人達が自分の意志でやりたいことをしようとするから、競争はより激しくなる。皆が考えて働くようになる。

共産主義は中国や北朝鮮みたいで嫌
共産主義ではない。むしろ、競争は激化する。才能があるのに皆に流されて就職していた人達が、自分の得意分野で勝負できるようになる。

ベーシックインカムをパチンコ等に使う人も出てくる
→現金で支給しなければ良い。そもそも生活保護ウェブマネーで渡せよ馬鹿。そして、ベーシックインカムを無駄に浪費し路頭に迷うような人はそれこそ助ける必要はない。そこまで行けば自己責任。

・年金がなるなると、高齢者はどうなる
→これまで払って来た人はその分は還元するべき・・だが、どこかで年金制度は終わらせないといけない。どこかの世代は割を食わざる得ない。なので、自分が死んだ後の相続税を100%にして生きている間に年金としてもらうか、自分の家族にお金を残したいから余生は貯金で何とかするとするか選べるようにすればいいなではないかと思う。


とこんなもんだろうか。加えて、個人的には日本のGDPが上がれば上がるほど、ベーシックインカムの額も上がるような仕組みであれば面白いと思う。皆で日本を盛り上げて、成功したら、その分還元される。そんな社会であれば、例えばライバル企業や人も素直に応援できるようになる。うちの会社はダメだけど、ライバル企業が頑張ることでベーシックインカムは上がるかもしれないと思えるからだ。私は国の為にという考えは好きではないが、自分が頑張ることで国民全員の生活に好影響を与えることができるかもしれないというマインドは意外と悪くない。


長々と20代のおっさんが真面目に考えてみたが、ベーシックインカムなんて今の日本的な状況で実現できるわけがない。と最後に吐き捨ててみる。こんな事が実現できる政治家が出てくるまであと何年かかるんだろうな・・。