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TOEICもできない中学英語教師

教育業界からまたまたショッキングなニュースが舞い込んで来た。京都府が公立中学の英語教師に実施したTOEICのテストで、合格点とされる730点(英検準一級)を取れた教員がたった二割しかいなかったことが判明した。最低点はなんと280点だった。


http://www.sankei.com/smp/west/news/170211/wst1702110038-s1.html


これは正直酷いと思う。勿論、この結果は京都の教員のレベルが低いということを示唆しているわけではなく、恐らく他の都道府県で同じような取り組みをしてもさして変わらない結果になっただろうと予想できる。公立の教員がいかに努力していないか、意識が低いか再び世間に恥を晒す結果である。


勿論、TOEICでは本当の英語力は計れないかもしれない。英検と違い会話をしなくても良い点が取れてしまうし、所謂『受験英語』の集大成みたいなテストがTOEICではある。しかし、この730点という点数はそれなりに英語を勉強してる学生でもちょっと頑張れば取れる点数だし、決して高いハードルではない。私も大学の就活前に1ヶ月勉強して受けて720点だったし、留学経験がある友人や英文科の後輩達は皆軽く900点は越えていた。海外勤務のあるサラリーマンでも700点ぐらいは最低ラインだろうし。


アメリカ人でも分からないような文法の問題は確かにあるかもしれない。しかし、リスニングとリーディングは英語を教える立場の人はほぼ満点取れないとおかしいし、中学教師が教えなきゃいけないのってそもそもTOEICみたいな受験英語であるはず。受験英語ができても話せないと意味が無いのはごもっともだが、その教師達が作るテストの内容も英語の実用性とは無縁な文法や、リーディングに特化した劣化版TOEICみたいなものなのだから、それを英語を専門とする教師ができないのはおかしいと言わざる得ない。


私は中学の時、全く英語がわからなかったのだが、今思えば先生もそんなに英語の事わかってなかったんだろうなって思う。そんな教師に教えられる子供は可哀想である。とりあえず、最低点の280点だった教師は英語を教える資格はないと思う。280点って、その教師のクラスの子供に受けさせても最低点クラスの最悪の点数、舐めてるとしか言いようがない。


なんでもそうだが、免許とか資格ってほんとに意味のない制度だなって思う。一度取ってしまえば、その後どれだけスキルが劣化しようが半永久的にそのスキルを専門的に使うことが許されるのだから。例えば、ペーパードライバーとかは運転していないのであれば免許更新の際に実技テストをしてスキルの確認をするべきだし、教員免許に関しても数年に一度はその専門的なスキルが子供を教えることができる水準にあるのかどうかチェックする必要はある。普通はその免許を使い仕事をしているのであれば、スキルは右肩上がりに上がっていくはずなのであるが、それが下がって、お客に迷惑をかけるレベルにまで落ちているのであれば免許は剥奪、再度取り直しをさせるべきである。



この話は何度もしてしまうが、やっぱり学校の先生って所詮社会に馴染めなかった変わり者の集まりという印象が強いし、勝ち組か負け組かで言ったら負け組、リア充か陰キャラかで言ったら陰キャラの人が多いのが事実だと思う。子供を教えるって、本当に大事なことだから、本来そういう人がやるべき仕事じゃないと思うし、やるんだったら先生も努力して競争して成果を出さなくてはいけないとダメだと思う。英語を教えているのに、TOEICで700点も取れない、それではダメだろう。


でも、既存の先生達にいくら競争を促してももう手遅れだと思う。考えてもみれば、学校の先生って本当に社会との繋がりが無く、数年、数十年、学校という閉鎖された世界にいてその世界の常識が当たり前だと信じ込んでいる。それを外部の人間がとやかく言った所でどこ吹く風である。だから、今の子供達は塾で勉強を教えてもらい、ネットで社会というものに触れようとするのである。そんな風にある意味学校に何の期待もしないのも1つである。


教師のレベルを上げるというならば、それはやはり成果主義の人事考課を導入するしかない。これは私はずっと当たり前だと思っているのだが、例えば自分のクラスの子供達をどれだけ良い大学に進学させたか、どれだけ休み少なく皆通わせることができたか、親御さんからの評判、部活動の成績、等数値化できる事はいくらでもある。それにより待遇や職位に差をつけるべきである。評価の低い教師は低学年しか教えられないとか、頑張ってる人が認められる世界に。普通の民間企業なら当たり前も当たり前のことであるが。


そして、これも何回も言ってるが、やはり教師はもっと社会を知るべき。そもそも、サラリーマンとしてある程度のキャリアがある人しかなれないとか、数年に一度は現場を離れてインターンシップ等に参加して職業経験を味わうとか、色々やり方はあると思う。どうせ受け持った子供達の大多数は社会に出て、サラリーマンになると言うのに、社会で働いたことがない教師が一体何をアドバイスできるというのだろうか。何故良い大学に行ったほうがよいのか、何故勉強しなくてはいけないのか、社会に出るとこういうスキルがいるとか、今の時代はこういう個性を持った人が必要とされているとか、そういうのは本来学校の先生が教えなきゃいけないことであると思う。


現場の先生の負担が大きいのであれば、先生の数を増やす必要もある。担任と各科目の先生と部活動の顧問は全部分担して別々な人が担当するぐらいでも良いと思う。


とにかく、英語の教師がTOEICで730点も取れないというのは恥ずべきこと。このような事がニュースになるのは良いきっかけにはなるんじゃないかと思う。