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人生は結局年功序列

思えば、私は20代の終盤を迎えている。この数年は転勤、転勤だったにも関わらずあっという間だった。大学を卒業して就職してもう6年以上経ったということは小学生時代を越えて、人生で家族を除いて最長の時間を同じコミュニティで過ごしていることになる。そう考えるとやはり就職してからの6年はあっという間であった。


20代は人生で一番楽しい時なのだと私は勝手に思っていたのだが、思い出せば厳しい体験ばかり思い出され決して楽しくはなかった。いや、楽しいのは楽しかったのだが、学生の時に想像してたそれとは違っていたのである。


人生は結局年功序列なのであることがよくわかった。  

私は今が20代で、もしかしたら人生で一番幸せである。それは何故なのか、色々要因はあるが結局のところ以前に比べて上司や先輩からとやかく言われる機会が激減したことが最も大きい事に気づいた。思えば、学生の頃から下級生の時代はあまり楽しくなかった。先輩にビクビクしながら遠慮しながら部活やサークルでも振る舞いがちだった。大学で色々な人に出会い、目上の人を持ち上げて、喜んでもらえる喜びを感じることができたが、それでも私は心の中では年功序列なんてくそくらえと思っていたし、後輩には一切そういう無駄な気遣いはいらないと言ってきた。


社会人なりたての頃なんて出会う人全員が上司で、飲み会やイベントの幹事は当然の如く全てやっていた。仕事でも小言を言われ、飲み会でも小言を言われ、当時はそれでも大人になった気でやりがいを感じていたりもしていたが、今思えば、あの時が一番きつかった。


偉くなるにつれて仕事量は多くなり、責任も大きくなったが、人に気を使い神経をすり減らすことはなくなった。今ではたまに訪問に来る月一回ぐらいしか顔を合わさない上司以外はほぼ自分の部下となっており、まぁストレスが少なくなった。自分が何も言わなければ、仕事終わりに飲みに行くこともないし、プライベートの時間も増えた。ほんとに仕事外での付き合いとか無意味だと思うし、自分が今の立場になってもその性格が変わらなかったことを誇りに思う。   


日本では至る所でこの年功序列の概念が発揮される為、仕事以外の人間関係ではまだまだ自分は下っ端で気を使う場面が多い。結局人間が本当に幸せを感じることができるのは周りの大半が自分より年下になったときなのかなと思う。それでも、20代より30代は人生は少しイージーモードに入っていくだろうと思う。


私が20代の頃一番頑張ったことは恐らく『我慢』だと思う。今思えば人生いつどうなってもおかしくなかった場面がいくつもあるが、自暴自棄にならず我慢してきたからこそ、今ようやく少し人生がイージーモードに入りつつある。我慢の代償だろうか、白髪も増えた。


ということで、今の若者に言いたいのは、20代というのは決して楽しいものでもなければ、華やかで自由なものではないということである。大半の人達にとっては30代に楽するための積み重ね、我慢の時期。まぁ、10代の時よりは金銭的にも余裕ができて、好きな時に好きな場所にも行けたりするのだけど。


逆に言えば、ある程度の地位になってしまえば、精神的にはイージーモードに入るし、周りに影響を与える人間になることができる。今が苦しくとも、何とかそう信じて頑張ってほしいものである。


20代ももう終わりが近づいているので、これから1年ごとにどんな事があったか思い出して、日記に書いてみようと思う。しかし、歳とったなぁ。元々人生30年と思っていたから、もう正直、いつ死んでもおかしくない。よくここまで頑張ったと、自分だけは自分を褒めてやりたい。