転勤族の婚姻届は計画的に

転勤、結婚という上半期だけでビッグイベント続きの今年1年もあと4ヶ月となった。本当に早いものであるし、11月でついに20代を終える。三十路を迎えてしまう。今年1年ハッピー続きで自分の20代も最終的には良かったなと思えるものとなった。公私共に、あんなに内気でどんくさかった自分がよくここまで来れたなと感慨深いものである。


結婚するということで自分の生活は一変した。現状は相手が専業主婦という状態なのでたまにご飯を作ることはあっても、基本的には家事は何もしなくて良い。その分仕事に対するプレッシャーは大きくなっているが、家でも1人でいることがなくなった為性格も明るくなり今の所は良い影響を与えている。帰宅する時間も意識するようになった為、無駄な残業もしなくなった。お金もほぼ使わなくなった。生活費は相手に渡して自分でもある程度のお金は常に使える状態なのだが使うことがない。貯金は着実に増えている。1人の時間がほしい・・と思うことも勿論あるが、それ以上に結婚して良かったと毎日実感している。


結婚の為にとにかく自分の持ち物を少なくし、生活をスリムにした。その中で最も大きいものが車だった。車は今年車検もあるし買い替えようかと思っていたのだが、嫁の車がまだローンを払い終えてないこともあり、駐車場を二台借りるのも無駄なので思い切って自分の車は処分した。車を処分したことで本当に自分の持ち物と呼べるものがなくなりスリムになった。


さて、ここまでダラダラリア充アピールをしてきたのだが、ここからが本題である。普通の日常を日記にすることは自分は酷く不得意なようである。


結論、日本のこの『本籍』信仰はいったいなんなのだろうか。と近頃思う。


車を売る際、私は転勤を繰り返しナンバープレートの地域が違った為、これまでの移住歴を記した戸籍附票が必要だと言われて、それを手配しようとしたのだが、とても面倒なことになった。


まず、その戸籍附票は本籍地のある役所でしか入手ができない。と、ここで私は自分の本籍地がどこなのか完全には覚えていなかった為、本籍地を確認する必要が出てきた。本籍地を確認する方法を調べたところ住民票を印刷してもらうしかないらしい。本籍地を教えてもらうだけというのはダメらしく、役所はわざわざ住民票を印刷、数百円と30分程を浪費。そしてわかった自分の本籍地は何故か住んだことはおろか、行ったこともない三重県伊賀市だった。


ここまででとりあえず不満である。マイナンバーとかいう良くわからないがとりあえず私の個人情報が詰まった何かがあるにも関わらず、何故そもそも移住歴を証明する書類が必要なのだろうか。マイナンバーってそういう情報を一括管理する大義名分で多大に無駄な税金をかけて始めたものだったはずである。結局、戸籍とか住民票とか言うんだったらマイナンバーの意味は??そして、本籍地を確認するだけでなんでわざわざ住民票を印刷しなきゃならないのか。お金の問題ではなく、時間の問題である。住民票作るのに2、30分掛かるのが無駄。さらに言うと、何故私の本籍地は行ったこともない伊賀市なのだろうか。縁もゆかりもない本籍地にいったい何の意味がある。


本籍地が伊賀ということが判明。戸籍附票を取得することができるのは伊賀市役所だけらしい。そこも大いに不満である。意味が分からない。勿論、伊賀市役所に直接行けるわけもなく、郵送で請求をしなければならない。往復の切手代はこちら負担、小為替も買わなきゃならないし、日数も掛かる。そんなこんなで私は多大な労力をかけて戸籍附票を取得した。まぁ、車を売るという人生に数回もない珍しい機会だし今回はしょうがない、そう思った。


が、すぐに全く同じやりとりをしなければならない事態に陥った。婚姻届の提出である。


婚姻届なんておめでたいことにこんな苦言を呈するなんて自分が情けない。が、やはり面倒だった。

ここでも本籍地が立ちはだかる。まず、婚姻届には本籍を記入しなければならない。自分達だけじゃなくて、承認者となる多くの場合は両親のものも。あくまで我が家の場合であるが、本籍地を記憶している者が1人もいなかった為、計4人分の本籍地の確認が必要になった。事前に両親にその旨を伝えていたから良かったものの、もし現地で記入してもらうときに本籍地がわからないことが発覚したら冷や汗ものである。せっかく遠方からご挨拶に伺ったのに引き返すことになってしまうかもしれない。
 

そして、ここからもはや納得できないのであるが、本籍地以外の役所で婚姻届を出す場合は戸籍標本が必要である。その戸籍標本とやらも勿論本籍地の役所でしか取得できないという。はっきり言ってなんて不便なのだろうと思う。今回はお互いに本籍地は今の住まいや実家とも全く別だった為、2人分別の役所に往復切手と小為替を購入して取得手続き。なんやかんやで一週間ぐらい掛かってしまった。事前に調べてわかっていたから元々の予定日に間に合わせることができたが、もしそれを知らずに、せっかく記念日まで待って役所に婚姻届を出したのに受理されなかった場合、なんと可哀想なのだろう。最悪の場合、喧嘩が始まるかもしれない。結婚記念日というのはとても大事なもの。私も双方の両親に挨拶、婚姻届に記入をしてもらってから彼女の誕生日まで2ヶ月届けるのを待った。その間、扶養に入れず、国民健康保険や年金も払ってまで待った。もし、この記念日に婚姻届が事前の確認不足で受理されなかったらかなり不穏な空気になっただろう。



何故日本の役所のシステムは全て地元から出ないマイルドヤンキーが便利になるようにできているのだろうか。夫婦共に本籍地の役所で婚姻届が提出できるって、両親も含めて地元から全く出たことがないカップルだけ。自分みたいな転勤族にはわからないがそういう人ってかなり少数だと思うし、これから確実に減っていくだろう。だったら多数の方が楽にできるようにシステムを改良すればいいのに。言い方は悪いが、色んな制約つけて結婚させたくないの?って思う。役所の仕事って、結婚する人を増やして、出生率を上げて、自分の地域をどんどん若返らせることじゃないの?


結婚しない人には色々な理由があると思うのだが、私は昔から手続きや式たりが面倒そうだから嫌だなぁと思っていた。なんで好きで一緒にいたいだけなのに、そんな伝統守らなくてはいけないの、面倒臭いなぁと思っていた。意外とこういう人は多いと思う、法律的にも特に男は結婚しないほうが得だし。結婚しろしろ言うならもっと気楽にできるシステムにするべきである。


特に転勤族の方は結婚に関しては計画をしっかり立てて、どんな書類がいるのかというのを事前に調べて置かなければならない。

まぁ、おめでた事だから実際怒ったりすることはないのだけど。