平成の終わりを振り返る

今年もあっという間に12月。私が生涯のほぼ全ての時代を過ごした平成ももうすぐ終わりを告げる。2018年は私にとって忘れられない1年となった。


思えば昨年は結婚、転勤と激動の1年と振り返ったが、今年も転勤から始まり仕事、プライベートと共に激動の1年、苦しいことも楽しいこともただ全力で駆け抜けてきた。

今この1年を振り返ると、何か人生の1つの区切り、というような寂しい気持ちが湧いてきた。私も気づけば、31歳になり、多くの別れを経験しなければならないことが多くなった。

私が昔から好きだった有名人が一戦を去った。


世間的に1番のビッグニュースは安室奈美恵の引退であろう。もちろん、これはファンでもない私にとっても1つの時代の終わり、として大きな出来事となった。


しかし、私にとってもっと人生に影響を与えていた人達。例えば、本田圭佑は私はグランパスファンであったこともあり、星稜高校時代から注目し、応援し続けてきたが、今年のワールドカップを最後に代表を引退した。ワールドカップでの最後の輝き、やはり彼は持ってるな、と感動した。まだサッカー人生は続くものの、もう彼を代表で見ることができないと思うと、私も歳を取ったものだと痛感する。


同じスポーツ関係では、中日ドラゴンズ岩瀬仁紀投手も引退した。私は生まれは違えど11月10日という同じ誕生日を持つものとして、また、幼少期からのプロ野球ファンとして、彼の偉大な記録をずっと応援し続けてきた。あまり注目を集めるスター選手ではなかったが、怪我なく記録を積み上げてきた結果、最後には伝説の投手としてプロ野球界でも唯一無二の存在として終わりを迎えることができた。とても幸せな最後だったんじゃないかと思う。


そして、この日記の前の日記で書いたが、音楽ではaquatimezが先日最後のライブを横浜アリーナで行った。よくアクアタイムズは私の青春だったという人がいるが、私の場合は青春ではなく、今もなお人生の一部である。最後のライブ、良くも悪くも彼ららしい等身大の表現に思わず涙した。改めて懐かしい曲も新しい曲もほんとに素晴らしいものばかり、なんで解散しなければならないんだ、とまだ思ってしまうが、最後にこれまでで1番大きな箱で、チケットも即完売のファンと一緒に終われたことは、彼らのこれまでの努力の結果、幸せなことだと思う。


思えば、本田圭佑岩瀬仁紀投手もアクアタイムズも何度も色々な壁にぶち当たり、それを乗り越えて有終の美を飾ることができた。本田圭佑はその足の遅さからガンバユースにも上がれず、北京五輪では結果が出せず、私の周りにも本田の凄さがわからないという人は大勢いた。岩瀬投手は順風満帆に見えるかもしれないが、同じく北京五輪で戦犯と言われるような投球をし選手生命の危機を迎えたり、そもそも抑えといポジション自体が味方の勝ちを消すかもしれないという非常に重圧のかかるポジションで、岩瀬投手のような期間続けられた選手は他にいない。


アクアタイムズもインディーズ時代、爆発的な人気でデビューしたものの、ごくせんの「虹」以来なかなかヒットに恵まれず、メディアからの露出が激減。ライブを中心に細々と活動を続けるバンドとなったが、技術や楽曲はどんどん進化しても人気を戻すことは難しかった。それでも続けてきたこその最後のライブに繋がったのだと思う。


私にとって、今年1年は本当にひとつの区切り、別れの1年となった。なんというか、若い頃は自分達が世の中の中心と思っていたが、テレビとか音楽にも全然ついていけなくて、もう世の中は僕らの時代ではなくなったんだと。自分が楽しむ、というより周りの人や家族、子供の為に生きていく、1つの転換期が今年である。頭ではわかっていても、寂しい1年だった。