本物のリーダーは引っ張らない→じゃ、部下は?

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年の瀬には毎年何故か、自己育成のスイッチが入り、近頃様々なビジネス書を読んでいる。その中で、良くも悪くもそうだよなぁって共感できたものの、感想を。


私は現在、1つの部署を束ねるいわゆる所属長、管理職という立場にいるが、普段、なかなか悩むことも多い。元々人の上に立つような積極的なタイプではない為、張り切りすぎて失敗したことはあまりないけれど、なかなか言う通り、思う通りに動いてくれない部下にイライラを我慢するのが中間管理職の宿命だと思っている。


恐らく、一言で言えばコミュニケーションの不足ということになるのだろう。これが本当に大変、部下と言っても自分より年上の人が多く、給料も安い、全く同じ立場ではないからやる気がないのもしょうがないのかなって遠慮したり、でも仕事なんだからちゃんとやってよって叱咤したり、それが本当に大変。本気で向き合えば向き合う程、ひと言ひと言コミュニケーションをとる度に自分の心の中にある「何か」がなくなっていく。それも部下40人程全員にとって、公平にしようと思えばそれだけで自分の時間なんて誰もいない営業時間外しか取りっこない。


本書に書いているようなコミュニケーションが取れれば、確かに組織はうまく行くのだろう。私もなるべくそうできるように、これまで以上に意識を強めていきたい。特に、「聴く」「認める」こと、これを強く守っていこう。


でも、そんなに、部下に気使わなきゃいけないの?って正直思う自分もいる。多くの中間管理職と言われる立場にいる比較的若い方々も恐らく共感してくれるのではないだろうか。


だって、自分が部下の立場だった時、認められなくても、叩かれても、我慢して結果を出したから今の立場にいるという自負があるからである。仕事のモチベーションが上司云々で大きく変わったことなんてないからである。上司が合わないから頑張らない、仕事の成果が落ちるってのはただの言い訳だし、甘え、そんな奴は競争に淘汰され余りもんの仕事をダラダラこなして行けばいいじゃんって思うのである。


働き方改革は確かに必要、バブル世代のガンバリズムには確かに辟易する。ただ、その影響で近年、立場が下のものが力や発言力を持ちすぎではないか?トップは今まで通りのガンバリズムを中間管理職に押し付け、部下は社会や時代が変わったからと自分の好きなことしかしない。そんな中、中間管理職の人達のストレスは今までに無いほど高まっている。部下が残業を嫌がるからその分を残業代が出ない管理職が尻拭いをするなんてのは恐らくどこの企業でも起きている問題ではないだろうか。


そりゃ、今の若い人が管理職になりなくないって気持ちは解る。はっきり言ってちょっと給料が高いぐらいじゃ割に合わない。

でも、彼らは管理職になりたくないと言って、今の給料で一生生きていくつもりなのだろうか。それとも、出世しなくても勝手に給料は上がっていくものと思っているのだろうか。いつかは脱サラして、個人で稼いでいきたいと思っているのだろうか。

はっきり言って甘い、甘すぎる。


本書の内容と真逆の近頃の若いやつは・・って愚痴を言ってしまったが、誰も別に見ていないこのブログの中ぐらい許してほしい。


リーダーが部下に心を合わせていくのはもちろん大事だし、それで組織がうまく回るのであればリーダーは「我慢」して感情をコントロールしなきゃならない。でも、部下は果たしてそれでいいのだろうか。気を使ってくれる上司のもとでしか自分の力を発揮できないのはしょせん二流ではないのか。


結局のところ、若いうちには買ってでも苦労をたくさんした方が良いと思う。これは30歳になって本当に痛感している。いっぱいチャレンジして、失敗した経験があったから今こんなに落ち着いている。部下の力を最大限に引き出す事とは別に、ある意味理不尽な苦労を経験させるのも上司の立派な仕事だと思う今日この頃。